本日ついに最終日です、寂しい。お昼過ぎまで時間があるので、ローマを噛み締めたい!
- 朝食
- コロッセオ
- フォロロマーノとパラティーノの丘
- 昼食@Cantina e Cucina
- フィウミチーノ(FCO)空港
- 免税手続き
- チェックイン後、ラウンジへ
- ポーランド航空 FCO→WAW
- ポーランド航空 WAW→NRT
朝食
こんなフォトジェニックでロマンチックなお部屋で朝食摂るなんて、そうそう無いよ~!昨日よりも多少時間に余裕のあるスケジュールのため、味わって食べます。昨日の反省を生かし、量もバッチリです!



コロッセオ
本日のコロッセオ見学は9時30分の予約。87番バスに乗って向かったのだと思います、多分。朧気。
分かりにくいのですが、1つのバス停に複数路線のバスが停止します。
なお、現在いるバス停の名前は四角で囲まれているところ。つまり「Rinascimento」にいます。


そこから「Colosseo」まで乗ります。また、複数の路線のバスが走ってくるのでお目当ての番号が表示されているバスが来たら「乗るよ~!」と合図しないと停まってくれません。そして、ぼーっとしていると忘れがちですし今更なのですが、イタリアは右側通行です。
着いた~!コロッセオ~!!!ローマ帝国時代の西暦80年に造られたなんて…嘘では…?と思うほどに巨大で高層で大迫力。日本は57年:光武帝より「漢委奴国王」の印綬を賜る 72年:ヤマトタケルが誕生。



剣闘士競技や野獣狩りといった見世物をする施設だなんて、血生臭くて野蛮で意味が分からないよ…皆ほんとうにそれ観て楽しかったの?歌や楽器、踊りの上手い人たちの発表会じゃダメだったの?という疑問が湧きます。
1階はドリス式、2階はイオニア式、3階はコリント式なんて手が込んでいます。階段も割と急勾配で、これはもっと年を重ねてからの観光だと厳しいな…という印象。現に、体格の良いアメリカ人は結構辛そうでした。余談ですが、イタリア人(ヨーロッパ諸国の方々)は、細い。太っている人ってほとんど見かけません。おじ様やおば様のお腹が出ていることはあっても、細身でスタイリッシュ。あと、オシャレです。ダウンよりウールのコート着用率が高いですし、巻き物している方も男女問わずたくさん見かけて素敵でした。



西暦80年から2023年まで保存され続けているなんて、人間ってすごいことができるんだな、とロマンを感じます。
ちなみに、この旅行で観光した歴史的建造物(スカラ座やトレビの泉、コロッセオなど)はロレックスやフェンディ、トッズなどの財団が寄付をして保護や修復を行っているというお知らせをよく見かけました。ほぉ~。富める者からの協力があって、こうして古代の記憶が受け継がれて歴史が続いていくのだな。有意義な富の使い方。
フォロロマーノとパラティーノの丘
フォロロマーノは古代ローマの政治・経済・宗教活動を司る機関が建ち並ぶ遺跡群で、こちらもとても広大。そしてこれまた荘厳。たくさんの神殿や凱旋門がありました、どうやって造るの…?やはりここでも、当時のローマが高度な建築技術を持っていたことが分かります。
そして、広大なあまり?基本的に大した解説の立て看板もなく、ただゴロゴロと遺跡が転がされているような箇所もあります。豪快。




パラティーノの丘に登ると、フォロロマーノはもちろんコロッセオまで見えます!すご~い!そして脇を走る車も見えて、古代と現代のローマが交差するみたい!!!不思議!!!



コロッセオ見学のときは曇り空だったのですが、フォロロマーノでは雲が切れて日差しが眩しいくらいでした。
昼食@Cantina e Cucina
バスでホテル周辺まで戻り、イタリア最後の食事は美味しかったこちらを再訪!今日もとても美味しくて、名残惜しい気持ちでいっぱいでした。


フィウミチーノ(FCO)空港
ホテルに預かってもらっていたキャリーケースを受け取り、ホテル経由で依頼していたタクシーに乗り空港へ。
ローマ市内は車道も石畳なので「この調子で空港まで行くと酔うかも…?」と懸念でしたが、途中からは舗装された道路で一安心。道中、運転手のおじさんとバイクに乗った少年?少女?が小競り合いになり、お互いにめっちゃ大声での罵倒と「やってはいけない」ハンドサインの応酬。安全に着いてくれ…。運転手のおじさんめっちゃ飛ばすなぁ~!と思っていたら、案の定早く到着しました。
免税手続きは、下手な時間に当たると行列・割込み・窓口が途中で閉まったりする、と目にしていたので本当にビクビク。しかも私はEU圏内で乗り継ぎがある(しかし50分乗り継ぎ)のにイタリア国内で手続きできるのか?などの不安要素もあり、気もそぞろでした。
ポーランド航空のチェックインカウンターは開いておらず、免税手続きカウンターに向かいました。
免税手続き
免税手続きは10秒で終了。
私の前に割り込んだ中国人女性がいたのですが、係員は彼女を完全に無視。私に目を合わせて「来て~」と言ったので、その女性に多分とてつもない文句を言われたと思います。中国語、勢いと声量があり過ぎて怒ってるのか質問されたのかそれとも普通なのか確信はないけれど。
本当にあっという間に終わり自分でもよく分かっていないのですが、関連書類とパスポート、搭乗券(オンライン)、グローバルブルーのアカウントを見せて「はい、その書類をそこのポストに入れてね」で終了。「購入品見せて」もありませんでした。書類の入った封筒は到着地で投函することも可能ですが、その場で出す方が良いと思います。
幸いにも行列はありませんでしたが窓口は2つしか無く、そのうち1つは閉まったままだったのでタイミングによっては確かに待ちそうだなと思います。全員が全員、きちんと書類や免税品を整えて申請に来るとも思えないですし。
この手続きの3日後くらいには返金額が確定し、決済したカードに返金がありました。
免税手続きで躓かないかが心配で4時間ほど前には空港に着くようにしていましたが、チェックインカウンターは無人。どうやら3時間前からお仕事開始のようなので、1時間くらい空港で待ちぼうけでした。
チェックイン後、ラウンジへ
ようやくカウンターに係員が!荷物を預けます。「NRTまでだね!乗り継ぎは任せて、サポートします」という係員の言葉に少し安堵しました。だって乗り継ぎやべぇ(50分)から。
その後、予約しておいたプラザプレミアムラウンジにてシャワーを浴びました。予約の時間より早めだけど使えるか?と確認したら、空いてるから良いよとのことで有難かったです。ただ、予約では家族と私でそれぞれ同じ時間に予約を入れていましたが、実際のシャワールームは1つしか無く、早めに到着したのが功を奏しました。家族だったから最悪一緒に浴びることもできるけど、これ、赤の他人が同じ時間で予約してたらどうするんだろう…?
ポーランド航空 FCO→WAW
シェンゲン圏内の移動とはいえ、行先(我々は乗り継ぎ地)はワルシャワです。事前学習と予想の通りではありましたが、飛行機までバス移動でした…。きっと到着後もバスだよね、50分しかないのに。でも50分は我々が設定した時間じゃなくて航空会社がイケるよ!って設定した時間なんだから、大丈夫か…?みたいな答えの出ない不安でグルグル。
機内は満員御礼でポーランド語で溢れています、新鮮。アジア人は恐らく我々だけ。15分くらい遅れて離陸しました。家族がipadでヒロアカを読んでいたら、CAさんに「それ知ってる!けどなんてタイトルだっけ?」と話しかけられていました。「My Hero Academiaだよ!」と答えると「それそれ~!ちょっと読んだ!」とひと盛り上がり。私は機内誌をパラパラめくっており、そこで乗り継ぎに関する重要情報を入手しました(大げさ)
ワルシャワで乗り継ぐ方、機内誌の後ろの方を読むかこちらを参考にして下さい。シェンゲン圏内からシェンゲン圏外の乗り継ぎは「N」の付いた搭乗ゲートです。
31.32のオレンジの丸の位置にバスが到着
左側にある青い丸がパスポートコントロール
15N16Nは我々が乗り継ぐ便の搭乗ゲートでした(遠)
ポーランド航空 WAW→NRT
遅れて離陸したため着陸も当然遅延。乗り継ぎ便の搭乗時刻は過ぎており、間に合わないよこれ…とは思いつつも急ぎます。迅速な乗り継ぎのために「前方の座席を指定する」くらいしかできなかったのですが、もはや何の意味もありません。だってバスにある程度の人数が乗らないと出発しないから。みんな早くバスに乗ってよ~!と祈ります。でも、もしかしたら乗り継ぎ客がいるって連絡が取れてるかもしれない!?
上記の冊子を穴が開くほど読み、バスが到着するであろう場所も暗記しましたが、なんと予習した場所より更に奥のドアの位置(恐らく上の図の40.41のドア)に到着。ガーン。でも我々にできることは走ることだけ!!!!
バスを急いで降り、ターミナル内を全力疾走。超絶感じの悪いパスポートコントロールを通過。乗継便の搭乗口を探し、予想通りの最も端の搭乗口を目指します。最終搭乗時間が「〇時05分」だったのですが、ターミナルを走っている際に目に入った現在時刻は「〇時15分」。
…これワルシャワ泊ってこと?ポーランド語はおろか英語も危ういのにここで係員見つけてホテルの交渉しないといけないのかな?日本行の便なんて一日に何本飛ぶのかな、少ないよね、下手すれば24時間後かな?空席あるのかな?ワルシャワの外、寒かったな…(当時の外気温2℃)などという嫌な想像が駆け巡り、半べそ。ようやく端の搭乗口が見えてきたと思ったら、なにやら人だかりが。家族は「あ、これ間に合ったわ」と走るのをやめていましたが、私は「これってもう別の便の人だかり?!」とパニックになっているので最後まで走りました。ゼェハァする日本人を奇妙な目で見る皆さん。
どうやら搭乗予定の飛行機が遅延しており、搭乗開始が遅れていました!!!神様~!!!!ありがとうございます!!!!!命拾いしました。
ドッと疲れ、椅子に座り込みました。はぁ~良かった。もう今後は、二度と短時間の乗り継ぎで海外に行きたくありません。直行便こそ正義です。
なお、チェックイン時の係員「乗り継ぎは任せて、サポートします」は嘘です(言い過ぎ)。本当に何もないので、恐らく「乗り継ぎする乗客がいる」ことも把握していないんじゃないかと思いますので、遅延していなければ待ってくれてもいなかったのでは?と思います。
結論から言えば「50分乗り継ぎは間に合いました」が、遅延していなければ恐らく間に合っていないです。
無事に乗り込み、復路は全てエコノミー安堵感と疲労により家族は熟睡。私は興奮しておりあまり眠れず。ポーランド航空、機内食をベジミール選択している乗客が非常に多かったのが印象的でした。
無事に成田に到着し、清潔なトイレと温かい便座に感激の涙が出そうでした。海外に行くたび「海外って良いな~!楽しいな~!」と思い、帰ってくるたび「日本って良いな~!!!!!と思います。
初めてのイタリア旅行記は以上で完結。本当に楽しく良い思い出ばかり。また行きたい国が1つ増えました。